晩秋のご挨拶

2025年11月

落ち葉の候となりました。
「珈琲のある生活。」をお過ごしですか?
オーライ、オーライと独りごつ。
徐行の速度でバックして、ギアをDに変則しようとしたところで、コツン。
まさかいつものところで、バックの最中に壁へ軽くキスをさせてしまうとは、
思いもよりませんでした。
それは僕の愛車です。
我が家に迎えたときは、”このピカピカの新車、なんてクルマ?…。カッコいいね”。
20年が過ぎて、”年季の入ったクルマやね。もの持ちいいわ。なんてクルマ?”へ。
国産のステーションワゴンですが、北欧のそれとそっくり。
単刀直入に、ボルボを真似したのでは?思わせるフォルムのステージアです(笑)。
16年前までは、用途さまざまで結構な距離を乗っていました。
けれど、今では定休日にちょっとお出かけする程度のドライブが当たり前に。
税金が1割上乗せとなやら、ハイオクのガソリンに保険も高めやらで、
愛しきクルマは、我がままで主の気持ちを察してくれません。
“僕は、わずか8万キロしか走っていないステーションワゴン。
たくさん荷物を詰め込んで、どこかまだ行ったことない遠いところへ旅しよう!!”。
そう、キミはまだまだバリバリの現役そのもの。
けれども、さびしいかな悲しいかな、お別れのときがきてしまいました。
必ずや、次の主がキミの想いを叶えてくれるだろう。
さよならのキスマークを遺すハズが、かすり傷になってしまって、ごめんな。
でもそれがそそっかしい最初の主っぽいところ。
いつか、いつかどこかの路上で再会できればいいなっ。
やがて、北欧っぽいクルマが1台、ゆーあの小さな駐車場に到着するのを夢みて-。
やあ、いらっしゃい!!


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