2015年8月

2015年8月

季夏の候となりました。
「珈琲のある生活。」をお過ごしですか?
いつも珈琲豆をお求めがてら、博識のある話題で楽しい時間をもてなす紳士が、
“来月、彼女に会いに山口まで行くんだよ”とは、先月半ばのことでした。
仕事をリタイアして数十年、奥方もご健在というのに、「彼女」とは穏やかではありません。
しかも悪びれもせず堂々と言って退けるとは、ロマンスグレーの風貌そのままの伊達男↑。
“おいおい、勘違いしてもらっては困るよ(笑)”。
「彼女」とは、 大正から昭和初期にかけて活躍した童謡詩人、金子みすゞです。
26年で生涯を閉じた彼女の作品に想いを馳せて、生まれ育った山口を巡る旅。
なんとも魅力的な旅人という意味でやっぱり伊達じゃないですか。
それにちゃっかり、下関あたりで酒の肴にありつこうと計画しているのは、
珈琲に負けず劣らず酒好きの紳士ならではでしょう。
“そんなわけで、今度ここに来るのはいつもより遅くなるからね”。
旅先での思い出ばなしをたくさん持参してのご来店をお待ちわびます。
きっとまだまだ残暑厳しいお盆すぎになるのでしょう。


<<2015年7月  Monthly Message  2015年9月>>