2014-05-24
14歳の僕と言えば…
ゴールデンウイークを迎える前に義姉からお借りした村上春樹の短編集。
もちろん連休早々のお返しを約束していません。
“ゆっくりどうぞ”のお言葉に甘えて、ゆっくりペースで完読しました。
『女のいない男たち/村上春樹著』-。
所収の代表作は、14歳を回顧する男のつぶやきとでも言うのでしょうか。
物語は中学時代につきあっていた彼女のご主人からもらった1本の電話から始まります。
14歳の僕には、消しゴムを半分分けてくれる女の子なんていなかったかもしれません。
きっと間違った箇所を手でこすってうすくするとか、斜線を引いていることでしょう(笑)。
友だちといえば男どもオンリーで、恋愛知らずな中学時代でした。
とは言いながら、ちょっと甘酸っぱい思い出があるのかもしれません。
そして突然、真夜中に電話が鳴ったとしたら…。僕にはあり得ないでしょ。
お湯を多めにした薄めのインスタントコーヒーに砂糖2杯をくるくる回す。
眠気覚ましにもならなかったし、一夜漬けのテスト勉強はまったく意味がなかったと思う44歳の僕は、
徹夜することなく春樹ワールドを楽しみました。
5月中にはお返ししますとの約束は何とか果たせたみたい(笑)。
BAR『木野』でのんびり読書の時間を過ごすのもいいかもしれません。
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