2018-06-27
途中で喫茶があったなら…
表紙の迷路。
果たして出口はあるのでしょうか…。
「珈琲のある昼下がり。」の紳士からお借りした文庫本。
『迷宮遡行/貫井徳郎著』を完読しました。
主人公の迫水は平凡なサラリーマン。
いや、今は不動産会社から解雇され、会社員の肩書きがありません。
しかも、平凡とは言えない低堕落ぶり。
そんな彼から、テーブルに1枚の手紙を残して妻が失踪する。
決して僕の落ち度ではない!?
早速、妻の行方を追うのですが、彼のだらしのなさと言ったらもう…。
けれど、真相に近づくにつれて迫水はハードボイルドの風貌へと変化する。
決して、スポーツ万能でもなく、切れ者でない主人公は妻との再会はあるのか。
出口は見えた?
でもそこは、入口だったのかもしれません。
再び、表紙の迷路。
どれだけ行っても、くたびれもうけです。
途中で、喫茶はないものだろうか(苦笑)。
久保田家具工房までお出かけします。何度も行っているので迷いません。
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