2023-03-04
赤い糸が家系図のライン!?…
僕のところには、予告状が届いていません。
きっと、過去にも未来にも届かないでしょう(笑)。
ゆーあで「珈琲のある昼下がり。」を過ごす紳士よりお借りした文庫本です。
『予告探偵 木塚家の謎/太田忠司著』-。
探偵業を営む知り合いもいませんし、しつこい知り合いもいないから大丈夫か。
予告状を勝手に送りつけては謎を解くと宣言し、木塚を連れ回す傲岸不遜な探偵。
摩神尊は例によって木塚が無理やり同行させられた先は、
装飾から調度に至るまでずべてが猫モチーフにまみれた異様な館だった。
そんな異様な館で起きてしまったところから、摩神尊の推理がはじまります。
だったら、事件が発生する前に防ぐことができるのではないか?
それでは物語が成り立ちません。
空前絶後の予告探偵が連綿と受け継がれる血脈に挑む「謎」を解きます。
もちろん、木塚くんが同行するのは当然のこと。
5つの短編ですが、木塚くんはすべての編で職業が違います。
しかも、時代背景が違ってもいました。
過去に現在、未来に存在する木塚くんの家系図のどこもかしきに予告探偵がいる…。
おっと、「珈琲のある休息。」にご来店の知人。
やっぱり、彼もしつこくはないし、探偵業を営んでもいない(笑)。

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