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2014-08-03

独身を謳歌する連中には読ませられない!?…

毎度、「珈琲のある昼下がり。」の紳士よりお借りした小説です。
『崩れる/貫井徳郎』を完読しました。
8つからなる短編集は、結婚がテーマ。
“ときめき”とは真逆で怖くて震えるミステリー集でした。
“とにかく背筋が凍ります”って、こんなに暑くては凍りませんでしたが…。
それでもぞくぞって来るストーリーばかりでした。
特に”怖い”と思ったのが3編目の『憑かれる』-。
30代で独身を謳歌する翻訳家の聖美は、高校生の同級生だった真砂子から結婚報告の電話をもらい、
お祝いの食事会に行くのですが、そこには真砂子と婚約者で高校当時聖美とつきあっていた榊原くんの3人だけ…。
そして新婚旅行直前という2人からの告白が衝撃的です。
会食はホテルの中華店なのですが、エアコンが効きすぎて寒い。
否、このぶるって寒さはまさに恐怖そのものでした…。
さて、5編目の『壊れる』では、インスタントコーヒーが登場するシーンがあります。

今日子の言葉にしがみつくように相槌を打ち、安永はふたたびコーヒーを口に含んだ。
安物のインスタントコーヒーは、ただひたすらに苦いだけだった。

ここでインスタントコーヒーがゆーあの珈琲であったなら『壊れない』で、7つからなる短編集だったことでしょう(笑)。
“結婚にまつわる八つの風景”-。
僕には、「珈琲のある独身謳歌。」する友人が数人いますが、彼らには決して読ませられません…。

すべての短編にゆーあの珈琲が登場なら"崩れない"、怯えない"そして"壊れない"…。すべての短編にゆーあの珈琲が登場なら”崩れない”に”怯えない”、そして”壊れない”…。


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