2018-06-06
父ちゃんの存在も忘れてならない!?…
だって、6月17日は父の日じゃないですか…。
ということは、先月読むべきだったかもしれません。
「珈琲のある昼下がり。」の紳士からお借りした文庫本を完読しました。
『かあちゃん/重松清著』-。
交通事故で同僚を巻き添えに命を落とした父。
事故の原因は父の過失ではありません。
それでも、母は事故以来、笑うことを拒絶。
幸せになることを禁じてひたすら償います。
やがて、幼かった子どもは成長して1人の娘を持つ家族の主になって、
何十年かぶりにかあちゃんの笑顔をみることに。
かあちゃんの残された人生は笑みでいっぱいになるのでしょうか。
物語は、同僚の孫へバトンタッチ。
そしてそのバトンは、同級生や先生に手渡されます。
アンカーは、最初に登場のかあちゃん。
子どもたち目線で追った短編集です。
夏休みが明けた後の生活が、1学期のままであるわけがありません。
頼りない先生を息子に持つお父さんは、巨人でなく中日を応援すべし…。
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