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2021-11-20

曖昧な思い出はそのままに!?…

ゆーあで「珈琲のある昼下がり。」を過ごす紳士よりお借りした文庫本です。
『落日/湊かなえ著』-。
大概そうなのですが、とりわけ著者の作品は結末は最初に読んではいけません。
点と点が結ばれるのは残り数頁のところ。
我慢、我慢で素直に順番どおりに頁をぺくりました。
新人脚本家の甲斐千尋がヒロイン。
彼女は新進気鋭の映画監督長谷部香から、新作の相談を受ける。
引きこもりの男性が女子高生の妹を自宅で刺殺後、
放火して両親も死に至らしめた『笹塚町一家殺人事件』-。
15年前に起きた、判決も確定しているこの事件を手がけたいという。
千尋の生まれ故郷で起きた事件は、すでに風化しつつありました。
なぜ、そんな事件を題材にするのか。
実は、幼いころに笹塚町に住んでいた香。
曖昧だった記憶を思い出そうとして、千尋に脚本を依頼するのでした。
事実が明らかになって晴れやかになったのでしょうか。
僕は比較的にすっきりしました。
すっきりしないところを残すのも著者ならでの作品なのでしょう(苦笑)。

落日/湊かなえ著
すべてすっきりしませんが、落日だけに結末には腑に落ちました(笑)…。

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