夢中でバトルを繰り広げた後は…

隣で妻が”わっわ、わー!!”と叫んでいます。
どうも、大きなブルドッグに追いかけられたらしい。
これも、夢科学研究所の研究の対象にはなりません(苦笑)。
ゆーあで「珈琲のある昼下がり。」を過ごす紳士よりお借りした文庫本です。
『夢探偵フロイト ナイトメアの殺人実験/内藤了著』-。
未来世紀大学の夢科学研究所の所長で神経心理学の教授でもある風路亥斗が主人公。
彼が率いる研究所のメンバーは一つ縄ではいかない面々ばかりですが、
どうにかこうにか、難題を解決してきました。
元”夢売り”の姫香もメンバーの仲間入り。
スポンサー企業の令嬢も夢に加わり大所帯となりにぎやかになっている。
そんな折、介護福祉施設で謎の感染が起き、死者が続出。
悪夢と不眠を訴えていた彼らは、”次はお前だ”と叫びながら人に襲いかかる。
施設に調査に赴いたフロイトこと風路亥斗が悪夢に感染してしまった。
彼自身が被験者となった実験で脳波から浮かび上がるのは、おぞましい”顔”。
フロイトは祖父が生涯をかけて探し求めていた悪夢の正体を突き止めるのか。
夢の中でのバトルが繰り広げられるクライマックス。
その後、メンバーのあかねは大学を卒業しなければならない。
最大の大学生活の思い出になったことでしょう。
これにてお開きかと思いましたが、あかねはどうやらブラック企業に就職しなかった?
ひょっとするとつづきがあるのかも…。
でもでも、一旦これにてFinですっ。