2023-06-07
多感な10代は失敗ばかりでも…
ゆーあで「珈琲のある昼下がり。」を過ごす紳士よりお借り文庫本です。
『天使の屍/貫井徳郎著』-。
思慮深かった中学2年生の息子、優馬がマンションから飛び降りた。
動機を見出せない父親の青木は、真相を追うべく同級生たちに聞き込みをはじめる。
“子どもの倫理”とやらを身にまとい、決して本心を明かさない。
息子は何を悩み、何に苦しんでいたのか。
真相を明かせないまま、同級生が1人、また1人とビルから身を投じてしまう。
14歳という年代特有の不可解な少年の世界と心理をあぶり出すうちに、
待っているのは心ゆさぶる衝撃の真相でした。
優馬の勇気なのか、同級生との信頼関係なのか。
僕が彼らの同級生であり、ゆさぶられた側であったら同じ行動を取る!?…。
答えはNo。
まだまだ10代、人生ははじまったばかりです。
世間なんて気にせず、断じて生き抜いてみせよう。

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