2023-03-01
まさか、定食屋 Yu-Aを目指す!?…
最後のお品書きが粕漬けとなってしまうのでしょうか。
ゆーあで「珈琲のある週末。」を過ごす紳士よりお借りした文庫本です。
『神様の定食屋 うつろう季節/中村楓希著』-。
高坂哲史が両親の遺した定食屋を継いで1年が経ちました。
何度、神様に助かられたことか。
そしてまた、助けてもらってお品書きが増えることになります。
神様に魂を憑依されることにすっかり慣れてきた哲史は、
今日も未練を抱えた魂の料理作りを手伝うのでした。
肉じゃがになりたかったカレー、おばさんののり弁、ちょっぴり辛めの焼き魚。
すべて、おもてなしするお客さまに満足いただき魂はきれいに消えていきます。
しかーし、そんな哲史のもとに登場したのが母方の祖父。
“定食屋なんてやめてしまえ!!”。
どの料理にも大切な人への想いと物語があふれています。
娘がつくった粕漬けをお爺ちゃんはなんと言ったのでしょう。
神様の定食屋はこれが第三弾。
これでお開きなのか。
ちなみに、表紙は最終章のものでしょう。
一番奥にいるのが哲史だと思います。
今、彼の体の中には、だれの魂もありません。
ということは、つづきは?

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