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2021-06-19

その流れにまんまとのって…

ゆーあで「珈琲のある昼下がり。」を過ごす紳士よりお借りした文庫本です。
『流/東山彰良著』-。
選考委員一致の直木賞受賞作です。
著者の作品が数冊読んで、いよいよ頁をめくりました。
どちらかと言えば、僕にとって度を超えていた作風が多く、
これもそうなのかと半信半疑でのとっかかりです。
しかし、まさにこの流れに乗ってしまいました(笑)。
1975年、台北。
内戦で敗れ、台湾に渡った不死身の祖父が銃で撃たれた。
だれが、どんな理由で?
無軌道に生きる葉秋生は、自らのルーツをたどる旅に出ます。
日本、そして中国。
答えは、大きな大陸が教えてくれます。
1975年と言えば、僕は5歳。
もちろん、台湾や中国の情勢など知りません。
今だって、そう…。
戦後30年はまだ激動の時代でもありました。
巨人対ヤクルト。神宮で広沢が放ったホームランを葉は観戦しています。
しかし、彼は正当なルートでは中国へは渡れません。
東アジアである一家の流浪と決断の奇跡をダイナミックに描かれた青春小説。
のほほんと生きていられるのは幸せです。

流/東山彰良著
選考委員に僕がいても同じこと。満場一致の直木賞受賞作に感動ですっ↑…。

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